旅経験談28(JR「ひだ」と長良川鉄道の旅)

                          2025年5月17日

今回はJR団体観光特急「ひだ」と長良川鉄道に乗る旅
のお話です。当日はあいにく雨勝ちの天気でしたが、
JR名古屋駅の11番ホームから列車に乗り込みました。
この列車は定時運行であれば、高山本線の特急「ひだ
」となるもので、使う車輛の性能はすこぶる良く、岐
阜へは新快速並みの20分弱で着きました。

岐阜からはスィッチバックで高山本線に乗り入れます
。おかげで車窓からは木曾川支流、飛騨川に沿って犬
山城、日本ライン、飛水峡の景勝を望めました。写真
に収めようとしましたが、高速で沿線通過のため失敗
しました。疎開時に隣駅まで歩いて見た発電所は残っ
ていて写真に撮りましたが、疎開先の庄屋さんの納屋
は今では前面の畑に家が建っていて、当時の面影はな
かったです。

下呂駅でお弁当の差し入れがありました。飛騨牛とポ
ークにかしわの鶏肉をトッピングしたもので、お米は
粘り気があって、ご飯のかたまり毎頬張ることができ
おいしかったです。そうこうするうちに飛騨川水系を
離れ、2000mを超える宮トンネルをくぐり、宮川水系
(下流の富山県では神通川となって日本海に注ぐ)に
入り、水の流れは逆になりました。高山を過ぎ、最初
の目的地、飛騨古川に着きました。

飛騨古川は「起こし太鼓」の山車が出る古川祭りで有
名な所です。駅で地元中学のブラスバンドの歓迎を受
け、地元有志の方々の案内で山車の一部が置いてある
飛騨古川まつり会館へ案内されました。そのころには
雨も上り陽もさしてきて町歩きは快適でした。

会館では最初に祭りの紹介上映がありました。前夜祭
では背中合わせに2人の若衆が太鼓に跨り、太鼓を叩
く山車に皆が押し寄せる熱気があり、翌日の本祭では
優雅な山車のお練り(神社に還御の行列)があり、山
車ではお囃子が奏され飛騨の匠の造ったからくりの芸
という、まさに祭りの動と静が展開されます。上映の
後祭りに出た山車の一部を写真に収めました。

残り2台の山車と太鼓などの写真を撮った後、会館の
売店で味噌漬けの牛すじの瓶詰めをご飯の友に買い求
めました。会館の外にでて売店で醤油にまぶした団子
を頬張り、100円の御賽銭を投じて、起こし太鼓の祭り
で使った太鼓を叩いてみました。まわりにはインバウ
ンドの外人さんもいて盛況でした。その後バスで東海
北陸自動車道も通って、次の長良川鉄道に乗り込む郡
上八幡駅に向かいました。

今日昼頃まで続いた雨の影響で雨雲が残り、途中休憩
で立ち寄った海抜900mのひるがの高原は雲海の中にあ
りました。そこで高原で採れた牛乳を使ったアイスク
リームを楽しみました。着いた郡上八幡駅はというと
、疎開の当時はSLも留置していた列車基地も控えた駅
舎でしたが、今ではひっそりした田舎の駅という感じ
です。そこで雨靄にかすむ山並みを背景に駅舎のホー
ムの写真を収めました。

乗り込んだ列車はイベント列車で、窓枠には郷土料理
のレプリカを設えていました。そこでアクシデントが
起こりました。高原で嗜んだアイスクリームに加えバ
スでお茶をに飲み干していました。列車にはトイレも
ありません。苦しい中で靄に霞む長良川の写真を撮り
ました。

湯の洞温泉口駅で列車を降り、再びバスで東海北陸自
動車道も通り帰名の途につきました。最後の休憩地、
関ICに降り立った時には、辺りは薄暗くなっていまし
た。バスからは街の夜景が望め無事午後7時ごろ出発
地のJR名古屋駅に帰り着きました。

旅の経験談28(JR「ひだ」と長良川鉄道の旅)は
これで終わりです。続編も投稿したいとおもいます。
最後になりますが、(株)Vector様のサイトに「旅先
情報データベース」を紹介していただいています。
Googleほかのサイトに「旅先情報」のキーワードで
検索いただくと、紹介のサイトが現れます。このサイト
から上記データベースをダウンロードできますので、
あわせてご活用いただけたらと存じます。以上