旅経験談2(神戸異人館・ルミナリエ)

                                  2006.12月8日

今回は神戸山手にある異人館を巡った後、その日の夜に点灯
される電飾イルミネーション、ルミナリエを見る旅です。
往復とも名古屋(名鉄バスセンター)と神戸三宮(港新開地
にある大型駐車場)を行き来しました。駐車場から阪神高速
のガード下と三ノ宮駅わきを過ぎると、異人館のある山手は
ひたすら上り路になります。これは、東京でいうと、品川駅
から芝高輪の丘に至る上り坂をほうふつとさせます。

異人館は、「萌黄の館」と「風見鶏の館」の2つを共通券で
見学しました。2つとも明治末期にたてられ、重要文化財に
なっています。「萌黄の館」は、アメリカ総領事の旧宅で、
萌黄色の板壁づくりで、特徴ある出窓がついています。
「風見鶏の館」は、ドイツ人貿易商がたてたもので、煉瓦壁
のうえに木組みを出した白の真壁づくりで、尖った屋根の上
に風見鶏を配しているのが特徴です。

外見はそれぞれにユニークですが、間取りはというと、どち
らも1階は玄関ホール、応接室、それに食堂や居間、2階は
寝室と子供部屋といった按排で、われわれ一般の家屋の間取
りとほぼ同じです。ただ1階には、ともに主人の書斎も設え
ていた点は、いささかうらやましく思いました。

つぎにルミナリエを展開する港の旧居留地に移動しました。
ルミナリエを見る前に、居留地にある文化財級の近代建築を
見ておこうと思いました。それらは、主に大正時代から戦前
の昭和期に建てられた、銀行の支店や商船会社のオフィスな
どです。

それらの中には、銅鐸や南蛮屏風の収蔵で有名な神戸市立博
物館の建物もあります。この博物館は、もとは横浜正金銀行
の神戸支店だったところです。因みに横浜正金銀行は、いま
の三菱UFJ銀行に統合された、元外国為替銀行、東京銀行の
前身でした。

これらの建物は高い基壇の上に建ち、天井も高そうで、今ど
きのオフィスを見慣れた目には、ずいぶんと威厳のあるもの
に見えます。当時の一般庶民から見ると、エリート層の人た
ちが出入りしていたんだろうなと感じました。

ルミナリエは初日といったこともあり、初点灯の瞬間を見届
けようと大勢のひとが繰り出していました。押し合いへし合
いの中、初点灯の瞬間、まわりから一斉に拍手が起こりまし
た。点灯された電飾の海の中を泳ぎ回るような感じで、夕食
も忘れてルミナリエを見て回りました。屋台もたくさんでて
いました。「電飾の海」とするには、広範囲にわたって集中
的に電飾を設えてゆく必要があり、このための苦労は大変だ
ったろうと察します。

帰りは夜で駐車場には大型バスのほか、トラックや乗用車が
いっぱい止まっていて、自分の乗るバスを見つけるのに一苦
労しました。なんとか定刻に間に合い、帰りのバスの中では
、帰りの途中で買った押しずしをいただくことになりました

旅の経験談(神戸異人館・ルミナリエ)はこれで終わりです
。続編も投稿したいとおもいます。最後になりますが、(株
)Vector様のサイトに「旅先情報データベース」を紹介して
いただいています。Googleほかのサイトに「旅先情報」のキ
ーワードで検索いただくと、紹介のサイトが現れます。この
サイトから上記データベースをダウンロードできますので、
あわせてご活用いただけたらと存じます。以上