2019.11.13
今回は名古屋から同じ愛知県内の三河部にある「鳳来寺」の
旅経験談です。
皆さんようこそ
今回は名古屋から同じ愛知県内の三河部にある「鳳来寺」の
旅経験談です。ひと昔まえは、名古屋から豊橋に出、そこか
らJR飯田線の「三河東郷」駅までゆき、豊橋鉄道の路線バス
で「鳳来寺」へゆくコースでしたが、第二東名の高速道路開
通後は名古屋(藤が丘)から川路(「三河東郷」駅)まで約
1時間で所要時間は従来のおよそ半分になりました。
「鳳来寺」からは昔の門前町で、沿道には宿屋や売店、江戸
時代には芝居小屋も2軒あったそうですが、私の行った平日
には、宿屋や店は殆ど閉まっていて、観光客を三々五々見か
ける程度でした。
それを過ぎてから「鳳来寺」の表参道に入ります。1425
段の石段から成る険しい参道です。来年傘寿になる老人には
常日頃階段の上り下りは最も心すべきと忠告されているのに
、この参道の上り下りは「暴挙」となるところですが、脇の
岩壁をつたいそれぞれ約1時間で上り下りを敢行でき、よい
運動になりました。
参道の途中には、重文の「仁王門」や樹高60mの有名な
「傘杉」のほか、真言・天台のお坊さんたちが修行した庵の
跡も多数ありましたが、今では松高院(天台側、山門がある
)と医王院(真言側、昔は学問所)の2つが残っています。
いずれも閉まっていて参道から中をうかがうことはできませ
ん。
参道を上り切り、鳳来寺山の頂上近くに本堂のある境内があ
り、御朱印をいただけます。休憩所からは鳳来寺山周辺の眺
望も楽しめます。ところで麓から苦労して石段を登り苦労し
て本堂までやってきたのにお寺の物資調達やご僧侶の行き来
はどうするのかと案じましたが、実は鳳来寺山頂まで自動車
道も通じ、境内の近くまで車で行き来できるのだそうです。
紅葉のある11月の休日は、山頂までの臨時バス便もありま
す。
下り道で新城高校の女子生徒が清掃奉仕をやっておりました
。そういえば参道の途中に今では閉校の県立鳳来寺高校の校
舎を見かけましたが、ここは家庭科のクラスがあり、いまで
は新城高校に統合され、彼女たちは昔の家庭科にあたる「生
活創造科」の学生たちで、清掃奉仕は地域貢献を兼ねた課外
授業の一環ということです。(実は新城高校も2021年閉
校ということで、ここにも地方過疎化の波が迫っているよう
で、本当に寂しいです。)
午後2時をまわっておりましたが、麓の「かさすぎ」さんで
昼食をいただきました。昼食は、名物のシイタケほかの山菜
てんぷらや豆腐田楽、さしみこんにゃくなどの盛り合わせで
す。帰りは高速バスを乗り継ぐ道の駅「もっくる新城」まで
路線バスです。バス道路は昔の「田口鉄道」の路線跡で、バ
ス停も道路から引っ込んだところに、昔の駅舎よろしく屋根
付きで椅子も設えた停留所で、寛げました。1時間に1本ほど
で山間バス路線としてまあまあの運行本数だとおもいます。
道の駅では「足湯」をいただきました。なにしろ上り下り、
3000段を行き来したわけですから、足はパンパンにはれ
あがっており、湯の中で血行をよくしもみほぐしたら、だい
ぶ楽になりました。帰りのバスの中で梅チューハイを飲みな
がら車窓から新城の夜景を楽しみました。第二東名は途中の
岡崎あたりまで2000m近くのトンネル2つをふくめ10
こほどのトンネルが続きます。豊田市近くまで来ると、精密
機械の工場オフィスの「不夜城」が現れました。この時間の
お仕事お疲れ様ですと念じました。
旅の経験談(愛知県鳳来寺)はこれで終わりです。続編も投
稿したいとおもいます。最後になりますが、(株)Vector様
のサイトに「旅先情報データベース」を紹介していただいて
います。Googleほかのサイトに「旅先情報」のキーワードで
検索いただくと、紹介のサイトが現れます。このサイトから
上記データベースをダウンロードできますので、あわせてご
活用いただけたらと存じます。以上