旅経験談9(彦根城・北野天満宮)

                     2009年2月

今回は家内といっしょに彦根城と京都の北野天満宮を旅した
際の経験談です。当時家内は足は不自由でしたが、車の運転
はできましたので、車いすをのせて車ででかけました。(私
は運転免許がなく、運転は家内に任せきりです)

<1日目>
名神高速道路を使って、彦根城に向かいました。彦根城の駐
車場に車を止め、家内を車いすに乗せて、彦根城博物館に向
かいました。博物館は藩主の御殿を復元したもので、井伊家
の調度(陶磁器ほか)や衣装が展示されており、家内も興味
を引いていたようでした。残念ながら有名な「彦根屏風」は
複製の展示で実物は見られませんでした。(実物展示は4~
5月ころとのこと)館内には能舞台を見ながらのお茶席もあ
ります。

家内は足が不自由で博物館で一服している間、彦根城天守閣
に登りました。内部は木組みだけの造りでしたが、武器等の
展示品がおかれていました。天守を降りて、玄宮楽々園を回
ってみました。玄宮は、近江八景を模した池泉回遊式の大名
庭園、楽々園は、現博物館の御殿に対し、藩主の内々の屋敷
だったとされています。

博物館にもどり、家内と一緒に駐車場にもどりました。下校
時とみえ高校生の一団と行き合いました。車で今夜の宿、か
んぽの宿「彦根」に向かいました。内装は立派でしたが、肩
肘張らず我々夫婦が安心して寛げる宿です。

ただ足の不自由な家内には風呂はつらかったと見え、私一人
大浴場に入りました。浴場からは琵琶湖が望まれます。風呂
の後夕食の席につきました。ゆでガニつきの海鮮会席で、と
もども夕食を楽しみました。運転の疲れもあり、家内には十
分の休養になったとおもいます。お疲れさまでした。

<2日目>
朝のバイキングを済ませ、つぎの目的地、北野天満宮へ向か
うことにしました。この時期ですので、白梅をみるのが目的
です。途中前の日に登った彦根城天守閣が車から望まれまし
た。天満宮に着いたら近くに駐車場がなく、遠く離れたとこ
ろに車を止め、そこから車いすで家内ともども梅苑に向かい
ました。

梅は立派でしたが、そこで重大なハップニングが起きました
。実は梅苑でお菓子をつまんでいるとき、家内が身を屈めた
際、足の関節を脱臼してしまいました。痛さに顔をゆがめる
家内をみて、救急車をお願いしました。救急車はほどなく着
き、近くの整形外科医院へ連れて行っていただきました。

先生の指示で、脱臼した関節をはめるまでの間、待合で待つ
ようにいわれました。2~3時間たって医院によばれた時、
第2のハップニングがおきました。実は家内は保険証を持っ
ていなかったので、自由診療での医療費を請求され、後で清
算するはめになりました。とにかく足の関節が元通りになっ
たので、帰りはなんとか車を運転して名古屋に帰りました。

<今後の教訓> 旅先の事故に備え、保険証は携帯する。

旅の経験談(彦根城・北野天満宮)はこれで終わりです。
続編も投稿したいとおもいます。最後になりますが、(株)
Vector様のサイトに「旅先情報データベース」を紹介してい
ただいています。Googleほかのサイトに「旅先情報」のキー
ワードで検索いただくと、紹介のサイトが現れます。このサ
イトから上記データベースをダウンロードできますので、あ
わせてご活用いただけたらと存じます。以上