2008年10月9日~10月10日
今回は10月9日から10日午前にかけ、高山祭を見学し、10日
午後には、高山陣屋訪問と飛騨国分寺参詣を行った際の旅経
験談です。
<10月9日>
JR名駅バスセンターからJRバスで高山濃飛バスセンターまで
乗車し、JR高山駅前で下車しました。高山は初めてでしたが
、秋の高山祭を主宰する桜山八幡宮まで徒歩で向かいました
。30分ほどの徒歩です。途中お醤油だれのみたらし団子を
ほうばりましたが、とてもおいしく病みつきになり、名古屋
へ帰ってからもずっと食べてきています。
八幡宮の参道や境内で屋台の曳きそろえを見ました。飛騨の
匠がなした巧緻な細工と赤色の幕で覆われた絢爛たる屋台が
並ぶさまは壮観でした。境内の屋台のからくり奉納では、子
供がブランコで布袋に飛び移る曲芸が面白かったです。また
、3台の屋台が実際に町中を動く曳きまわしをみました。そ
の後、昼をだいぶ回っていましたが、飛騨牛の焼肉定食をい
ただきました。
夕方になって、宮川ちかくに降りて、町筋の角っこ近くに陣
取り、提灯を灯した屋台を待ち受けました。ゆらゆら提灯を
揺らしながら、屋台が闇の中をやってくる様は、昼間の屋台
曳きまわしとは違った、宵祭独特の幻想的な雰囲気を醸して
くれます。さて今夜の宿は、高山南郊石浦町にある国民宿舎
「やまいち」さんです。高山駅からバスで移動しました。
<10月10日>
宿を朝早く出て、桜山八幡宮へ向かいました。今朝はここか
らお旅所に向かうお練りの行列、御神幸が出ます。飛騨八幡
宮の旗指物を先頭に、お囃子を奏しながら、神職や裃を着け
た氏子のひとたちが、そろりそろりと町中へくり出してゆき
ます。これで一通り高山祭の諸行事に立ち会えました。
祭りの後、宮川べりに高山陣屋へ向かいました。徳川時代に
飛騨は天領で、陣屋は代官所でした。昨今復元修理が行われ
往時の姿をしのぶことができます。ここには、徳川時代から
続く、年貢米の大きな米蔵が残っています。格式ある玄関か
ら始まって、大広間、庭園さらには北面の御白洲を見て回り
ました。庭園の向こうには、3階建ての代官屋敷も見えまし
た。
高山の町を西の方にもどる道すがら、高山名物のブリずしや
飛騨牛のステーキ肉を、家族へのみやげに買い求めました。
お昼には外国人も混じる長い行列のなかを並んで、高山ラー
メンもいただきました。最後に高山駅近くの飛騨国分寺へ訪
れました。
飛騨国分寺で参詣を伺ったところ、お寺のひとにお堂の鍵を
あけていただき、薬師如来像ほかを拝観させていただきまし
た。境内には樹齢1200年といわれる大イチョウや県唯一
の塔(三重塔)もありました。お寺の人の話では、創建は
東大寺と同じ奈良時代にさかのぼるということですが、現在
は高野山真言宗の寺とかで、永年法統を守ることの厳しさ、
難しさが伝わってきます。
少し早かったですが、昼下がりJRバスで名古屋へ戻ることに
しました。高山はほかにも町屋敷や酒蔵巡りなど立ち寄ると
ころも多いですが、近くの白川郷合掌村の訪問も兼ね、先の
楽しみにとっておきたいと思います。
旅の経験談(高山祭)はこれで終わりです。続編も投稿した
いとおもいます。最後になりますが、(株)Vector様のサイ
トに「旅先情報データベース」を紹介していただいています
。Googleほかのサイトに「旅先情報」のキーワードで検索い
ただくと、紹介のサイトが現れます。このサイトから上記デ
ータベースをダウンロードできますので、あわせてご活用い
ただけたらと存じます。以上