旅経験談14(紅葉と禅寺めぐり)

             2009年11月25日~11月26日

<11月25日>
京都駅からJR奈良線で東福寺に下車後、南進して臥雲橋を渡
り日下門から境内に入り、先ず通天橋の拝観受付をすませま
した。通天橋に上がって、周囲から迫る紅葉の広がりを楽し
みました。黄や緑とのコントラストも楽しかったです。

つぎに方丈の拝観受付後、方丈から四方に展開する庭園を眺
めました。南庭の築山を配した石庭、苔の中に刈込と砂地を
画した西庭、苔の中に敷石を市松模様に配した北庭、北斗七
星の形に配した円柱石を、同心円状の円紋のように広がる砂
地で包んだ東庭と、それぞれの趣ある庭の造りを楽しみまし
た。

竜吟庵の特別拝観にも行ってきました。蔀戸明障子を残す、
寝殿造の様式を残す書院造の方丈で、なかから東・西・南の
三方に展開する石庭のそれぞれの趣を楽しみました。最後に
境内に残る中世以来の三門、禅堂、東司(便所)、浴室を見
てきました。

東福寺を出て、東山界隈の南禅寺と禅林寺(永観堂)へ移動
しました。南禅寺方丈庭園を見た後、禅林寺へ向かいました
。阿弥陀堂で見返り阿弥陀を拝観後、廊下から真っ赤に色づ
いた紅葉を楽しみました。迫力がありました。その後、清水
寺の庭園から紅葉の合間に洛中の街が見下ろせました。イチ
ョウが黄色に散り敷く庭園もみごとでした。

錦市場の魚屋さんで”ぐじ”の海鮮定食をいただいたあと、
再び夜の清水寺の紅葉を楽しみました。ライトアップの灯り
に映える、赤と黄のコントラストがきれいでした。この夜は
東山安井の民宿「さくら」さんに宿をお願いしました。

<11月26日>
市バス206番の大徳寺前で下車して、大徳寺へ向かいまし
た。南門から境内に入りました。なかには多くの塔頭があり
ましたが、ほとんど非公開でした。三門からの道を進むと、
右手に仏殿、法堂、本坊が並んでいました。外国人の修行僧
も見かけました。塔頭、大仙院が公開していたので、枯山水
の庭園や方丈とそのなかの襖絵を見ました。

次に市バス205番で河原町今出川まで移動し、今出川通り
を西進して相国寺へ向かいました。総門を入って承天閣美術
館へ行きました。相国寺派の寺院から寄託を受けた文化財の
美術品もふくむ展示を参観しました。美術館を出て庫裏、方
丈の一角を巡り、法堂で蟠龍図(鳴き龍)を参観しました。

最後に市バスで妙心寺をめざしました。(例えば203番で
西ノ京円町へ移動、そこから91か93番に乗換、妙心寺前
で下車)南門から三門、法堂、仏殿の並ぶ境内に入り、まず
法堂を訪れました。

法堂では”鳴き龍”の雲竜図を参観しました。自分の番が来
たとき手をたたいて鳴き声を確かめました。この図はよくで
きていて、四方どこから見ても、気を孕んで天に昇る龍の様
子がうかがえます。三門脇でサウナの浴室(明智風呂)を見
ました。最後に塔頭、退蔵院の花庭を訪れました。

旅の経験談(紅葉と禅寺めぐり)はこれで終わりです。続編
も投稿したいとおもいます。最後になりますが、(株)Vect
or様のサイトに「旅先情報データベース」を紹介していただ
いています。Googleほかのサイトに「旅先情報」のキーワー
ドで検索いただくと、紹介のサイトが現れます。このサイト
から上記データベースをダウンロードできますので、あわせ
てご活用いただけたらと存じます。以上